Three tea cups side by side: an iron glazed brown, an olive ash glazed and a white fluted one

Tea ware

お茶をいれる時間には、待つ時間がついてきます。湯が沸き、葉がひらくまでの二分ほど、手が空きます。

ここにある器は、その二分のためのものです。窯が決めたところで流れて止まった灰釉。使うほどに毎年すこしずつ深くなる焼締。そして百年前に割れ、金で継がれ、いまもお茶を受けている明治の九谷。どれも、時間をかけて作られています。

どの急須がどのお茶に向くかは、急須・宝瓶・土瓶の違いに二分でまとめました。横手の急須は煎茶に、宝瓶は低温で淹れる玉露に、土瓶はほうじ茶に向きます。釉のない急須は土が多孔質なので、一つの急須には一種類のお茶を合わせると、味が育ちます。九谷の金の継ぎ目は金継ぎ。傷跡を見せるための直しです。

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