たたら作りとは|板状の土を組み立てる成形

たたら作りとは、粘土をワイヤーや糸で均一な厚みの板状(たたら)に切り出し、それを組み合わせて成形する技法です。
切る、曲げる、貼り合わせる。木工や紙工作に近い作り方で、轆轤では絶対に作れない平面・直線・角をつくれます。角皿、長皿、四角い鉢、面のはっきりした花器。現代陶芸でも広く使われています。
手だけで成形する手びねりと同じく、円形の制約から自由な技法です。
名前の由来
「たたら」という名は、かつて日本古来の製鉄で使われた足踏み式のふいごに由来するとされています。ふいごは炉に空気を送り込んで火力を強める送風装置で、これを「たたら」と呼びました。
薄い板を作るために粘土を足で踏みつけて伸ばしていた職人の姿が、そのふいごを踏む動作に重なる。そこからこの名がついたと伝わります(諸説あります)。
現代では、均一な厚みにスライスするための「たたら板」や、粘土を平らに伸ばす「たたら機(ローラー)」という道具が使われます。
たたら作りが得意なこと
- 直線とエッジ 輪郭に明確な角ができ、料理を載せたときに構図が引き締まります。角皿・長皿はこの技法の独壇場です。
- ゆるやかな曲面 板を型に沿わせて曲げれば、平面と曲面を同居させられます。
- 歪みにくさ 厚みが均一であることが前提のため、乾燥時の収縮が素直です。大きな平皿でも反りにくいという実利があります。
- 表面の加工 板の段階で布や葉を押し当てて模様をつけたり、イッチンで線を盛ったりできます。
見分け方
| 見るところ | たたら作り | 轆轤成形 |
|---|---|---|
| 形 | 角がある、平面が広い | 円形 |
| 内側 | 轆轤目がない | 同心円の筋が残る |
| 縁 | エッジが指に当たる | 丸みを帯びる |
| 裏 | 接合の跡が直線的に走ることがある | 高台に渦状の削り跡 |
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角皿、長皿、面のはっきりした鉢。たたら作りの器は、盛りつけの構図を引き締めます。
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角皿はほとんどがたたら作りですか?
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