一枝を、中心から少しずらして挿す。日本の花は、たいていそれで完成します。
だから花器そのものが美しいかどうかで選びます。何も挿していないときに絵になるものを集めました。窯の跡を残した焼締の肌、鎬の稜線、染付の藍、銅釉のふかい色。棚の隅に置くだけで、その一角の空気が変わります。
一輪挿しは高さ10〜15cmが目安です。20cmを超えると枝ものが挿せます。ほとんどが水を張れますが、落としを使う前提のものもあります。焼締は釉をかけずに1,300度前後で焼き締めるので、土そのものが水を通しません。粗いのは手ざわりだけです。いけ方から知りたい方は花器の選び方をどうぞ。