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須恵器とは|備前・信楽につながる灰色の硬質土器
須恵器とは古墳時代に朝鮮半島から伝わった、ろくろで成形し、穴窯で高温還元焼成した灰色の硬質な焼き物です。それまでの縄文土器・弥生土器と違って水が漏れず、叩くと金属質の音がする。日本の焼き物が「土器」から「陶器」へ進む出発点であり、備前焼をはじめとする日本六古窯で紹介する産地は、いずれもこの須恵器の系譜の上にあります。
須恵器とは|備前・信楽につながる灰色の硬質土器
須恵器とは古墳時代に朝鮮半島から伝わった、ろくろで成形し、穴窯で高温還元焼成した灰色の硬質な焼き物です。それまでの縄文土器・弥生土器と違って水が漏れず、叩くと金属質の音がする。日本の焼き物が「土器」から「陶器」へ進む出発点であり、備前焼をはじめとする日本六古窯で紹介する産地は、いずれもこの須恵器の系譜の上にあります。
白化粧とは|赤い土に白をかける、育つ白の技法
白化粧(しろげしょう)とは、鉄分を含んで赤や灰色に焼き上がる素地の上に、白い泥(化粧土・白泥)を塗って白く見せる装飾技法です。「化粧」の字のとおり、器に白粉をはたくように、土の色を覆い隠します。白磁のように土そのものが白いわけではありません。色土の上に、白い層をもう一枚重ねている。この「二枚重ね」であることが、白化粧の器のすべての特徴であり、やわらかい白さ、縁にのぞく赤茶色、そして使い込むほどに変わっていく表情を決めています。
白化粧とは|赤い土に白をかける、育つ白の技法
白化粧(しろげしょう)とは、鉄分を含んで赤や灰色に焼き上がる素地の上に、白い泥(化粧土・白泥)を塗って白く見せる装飾技法です。「化粧」の字のとおり、器に白粉をはたくように、土の色を覆い隠します。白磁のように土そのものが白いわけではありません。色土の上に、白い層をもう一枚重ねている。この「二枚重ね」であることが、白化粧の器のすべての特徴であり、やわらかい白さ、縁にのぞく赤茶色、そして使い込むほどに変わっていく表情を決めています。
しのぎ(鎬)
日本の陶磁器の表面装飾技法において、「しのぎ(鎬)」ほど静かな存在感を放つものは多くありません。絵付けも派手な色彩もなく、刻まれた面取りの陰影と、削り出された溝に流れる釉薬の濃淡だけで表現されます。 本記事では、しのぎの概要、作られ方、愛される理由、そして「Nokaze」で取り扱っている日常の食卓を彩る2つの窯元・作家をご紹介します。
しのぎ(鎬)
日本の陶磁器の表面装飾技法において、「しのぎ(鎬)」ほど静かな存在感を放つものは多くありません。絵付けも派手な色彩もなく、刻まれた面取りの陰影と、削り出された溝に流れる釉薬の濃淡だけで表現されます。 本記事では、しのぎの概要、作られ方、愛される理由、そして「Nokaze」で取り扱っている日常の食卓を彩る2つの窯元・作家をご紹介します。
荒練り(あらねり)
荒練りとは、器を成形する前におこなう二段階の土練りのうち、最初の練りを指します。「荒」は粗い、「練り」はこねること。保管から出したばかりの、状態のばらついた土の塊を押しては折り返し、水分と硬さを全体で均一にし、内部に閉じ込められた大きな気泡を追い出す工程です。 器づくりのなかで、もっとも目立たない作業かもしれません。かたちは何も生まれず、装飾もされず、完成した器に荒練りの痕跡が見えることもない。それでも、荒練りを経ていない土は轆轤の上で作り手に逆らい、乾燥中に歪み、最悪の場合は窯のなかで割れます。
荒練り(あらねり)
荒練りとは、器を成形する前におこなう二段階の土練りのうち、最初の練りを指します。「荒」は粗い、「練り」はこねること。保管から出したばかりの、状態のばらついた土の塊を押しては折り返し、水分と硬さを全体で均一にし、内部に閉じ込められた大きな気泡を追い出す工程です。 器づくりのなかで、もっとも目立たない作業かもしれません。かたちは何も生まれず、装飾もされず、完成した器に荒練りの痕跡が見えることもない。それでも、荒練りを経ていない土は轆轤の上で作り手に逆らい、乾燥中に歪み、最悪の場合は窯のなかで割れます。
面取り(めんとり)
面取りとは、成形した器の表面を削り取り、平らな面(=面)を作り出す技法です。轆轤で挽いたままの器は断面が円ですが、そこに刃物を入れて削ぐことで、多角形の断面へと変えていきます。 削るタイミングは、器が半乾きの状態のとき。土がまだやわらかすぎると刃が沈み、乾きすぎると欠けてしまう。この短い頃合いを見計らって、カンナや弓、時にはナイフを使い、上から下へ一気に削ぎ落とします。 面取りの本質は、足す装飾ではなく、引く装飾であることです。絵付けのように何かを加えるのではなく、削って初めて現れる。だからこそ一度削った面は戻せません。やり直しがきかない一発の判断が、そのまま器の表情になります。
面取り(めんとり)
面取りとは、成形した器の表面を削り取り、平らな面(=面)を作り出す技法です。轆轤で挽いたままの器は断面が円ですが、そこに刃物を入れて削ぐことで、多角形の断面へと変えていきます。 削るタイミングは、器が半乾きの状態のとき。土がまだやわらかすぎると刃が沈み、乾きすぎると欠けてしまう。この短い頃合いを見計らって、カンナや弓、時にはナイフを使い、上から下へ一気に削ぎ落とします。 面取りの本質は、足す装飾ではなく、引く装飾であることです。絵付けのように何かを加えるのではなく、削って初めて現れる。だからこそ一度削った面は戻せません。やり直しがきかない一発の判断が、そのまま器の表情になります。