高台(こうだい)

器の底部についた台座状の輪。器を安定させる実用機能と同時に、その削り出しに作家の個性が最も凝縮される鑑賞ポイント。「器好きは裏を返す」といわれる。

器の底を支える大切な部分である「高台(こうだい / Footring)」について、その役割や意味、また高台に現れる産地の個性に関するよくある質問(FAQ)を日本語と英語で2つ作成しました。

器の高台に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 器の底にある「高台(こうだい)」には、どのような役割があるのですか?

 高台には、主に「持ちやすさ(防熱)」「安定性」「美的な演出」という3つの重要な役割があります。日本の食卓では器を手で持ち上げて食事をする文化があるため、高台に指をかけることで、熱い料理を入れても手が熱くならず、しっかりと器を保持できます。また、テーブルに置いたときのガタつきを防ぎ、安定させる実用的な役割もあります。さらに、高台の高さや削りの美しさは、器全体の形や格調を決めるデザインとしても非常に重視されています。

Q2. 高台の削り方や見た目で、産地や技法の違いが分かると聞いたのですが本当ですか?

はい、高台は「職人のサイン」や「産地の見どころ」が最も色濃く現れる場所です。例えば、萩焼には高台の一部に切り込みを入れた「割高台(わりこだい)」という伝統的な特徴があります。また、焼き締めの器(備前焼や信楽焼など)では、高台に窯の中で灰が降り積もって溶けた「焦げ」や、土本来の素朴な質感がそのまま現れ、わびさびの大きな見どころ(景色)となります。

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