Collections

  • 川合 太一

    京都府亀岡市を拠点に、使いやすさと美しさを兼ね備えた作品を目指し、制作しています。氷裂貫入釉という特殊な釉薬を使用し、氷が割れたような独特の表情を持つ作品を作り出しています。土と釉薬が生み出す模様は一点ずつ異なり、暮らしの中での価値を大切にしています。私の主な作風は、氷裂貫入釉を用いた作品で、冷たさと温かみを併せ持つ独特な表情が特徴です。形状はシンプルでありながら、釉薬の質感が豊かに表現されています。 

  • 川澄 智一

    茨城県笠間市にて先人の意志を受け継ぎ多くの方に感動と刺激を与えられるような作品を目指して大好きな陶芸をしています。特別な1人時間のお供に大切な人と過ごすひとときに心に寄り添えるそのような器を皆様の暮らしにアプローチしていけたら幸いです。 

  • 常滑

    常滑は、日本の急須の大半が生まれてきた土地です。鉄分の多い土がお茶の渋みをまるくするので、淹れた味そのものが変わります。ここに並ぶのは、急須の産地に生まれ育った作り手の仕事です。持ち上げた瞬間に軽さに驚き、次に茶漉しの細かさに驚きます。海藻を巻きつけて焼く藻掛けの器は、藻が触れたところだけ色が変わり、緑がかった線や斑が残ります。窯のなかで起きたことが、そのまま表面の模様になっています。湯呑みも花器も、同じ土と同じ焼き方です。常滑は日本六古窯のひとつで、平安時代から焼き続けてきました。朱泥の急須が緑茶に向くのは、土に含まれる鉄分がお茶のタンニンとゆるやかに反応するためです。釉をかけていないので、使うほど内側に艶が出て、外側も手の脂で落ち着いていきます。ひとつの急須には一種類のお茶を合わせると、味が育ちます。急須の選び方は常滑焼の急須と急須・宝瓶・土瓶の違いにまとめました。 

  • 平井 睦美

    アメリカでガラス制作を学んだ後、2012年より岡山を拠点に制作をスタート。建築やテキスタイルなど日常の中の美しさにインスピレーションを受けた作品づくりを続けています。手になじみやすく、毎日の暮らしを彩ることを大切にデザインされています。指にやさしくフィットする仕上がりが特徴のグラスたち。見るたび、使うたびに、気持ちが和らぐようなグラスです。 

  • 平井 秀

    私の作品は、うつわの美しさと機能性を兼ね備え、日常の中での使いやすさを大切にしています。私の主な作風は、身近なモチーフから生まれています。鉄の古道具、火を蓄えた薪、土壁など、自然の美しさを作品に取り入れてます。私自身のフィルターを通した作品を見ていただけると嬉しいです。 

  • 押川 香美羽

    『日常に少しのユーモアと、遊び心を。』思わず頬が緩むような、シュールで愛らしい生き物たちの陶芸作品を展開します。 

  • 日下 萌珠

    京都の京焼の窯元に従事した後に、地元の東大阪にて独立。“洋服を着こなすように気軽に器をコーディネートしてもらえたら”という思いで製作しています。一色一色調合した、オリジナルの釉薬は、お料理の映えやすさ、ほかの食器との併せやすさを大切に発色させています。器のフォルムは釉薬との相性はもちろん大切ですが、手に取って使う物なので、持った時に感じる重さの印象・安心して普段使いできる丈夫さを大切に製作しています。何気ない日常や、ちょっと疲れた日の気分を上げるお手伝いが少しでも出来れば幸いです。 

  • 日野 武

    格好良く凛とした器作りを志し粋凛窯という屋号にしました。ただ主張が強い器ではなく、シンプルかつ、北大路魯山人が言ったように「器は料理の着物」の通り料理を引き立てる器作りを心がけています。磁器と陶器を用い、日常の中で使いやすく、温かみのある器の製作を大切にしています。私の主な作風は、シンプルでありながらも存在感のある形状と、手触りの良い質感を大切にしています。粋凛窯では、日常の中で使える器を通じて、生活に彩りを添えることを目指しています。私の作品は、機械的ではなく手作りならではの温かみが感じられるよう心がけています。この器に料理を盛り付けるのがささやかな楽しみだったり、このマグカップでコーヒーを飲む時間がリラックスタイムだったりと、そんなふうに日々の生活の中でお使い下されば幸いです。 

  • 有田

    有田は、日本で最初に磁器が焼かれた土地です。四百年前にここで白い石が見つかったことから、日本の磁器の歴史が始まりました。ここに並ぶのは、有田町の惣次郎窯の器です。父と子の二代で、手ろくろで挽き、筆で一枚ずつ描いています。桜が器いっぱいに広がる特大のマグ。実と葉が縁を横切るリム皿。転写ではないので、同じ図柄でも一枚ずつ枝の伸び方が違います。並べたときに、その違いが見どころになります。磁器は陶石を砕いた土を1,300度前後で焼くため、薄くても丈夫で、光にかざすと縁がうっすら透けます。釉をかける前に藍で描く技法が染付で、顔料の呉須は塗った時点では灰色をしています。窯に入れて初めて青くなるので、描いている本人も焼き上がるまで最終的な濃さは分かりません。日常の食器と同じように洗えて、食洗機にも耐えます。産地の歴史は有田焼とはにまとめました。 

  • 木谷畑 直美

    唐津の土と天然灰を用いた釉薬にこだわり、土本来の風合いを活かして、自然発生的な表情を大切に制作しています。「うつわの行方」とは、以前開催した個展のタイトルでした。単にうつわという括りで形づくるのでない「うつわ」という一つのかたちあるものにこだわりたかった。作家としてのテーマとしてこの言葉を屋号にいたしました。1996年 自宅にて築窯、制作開始現在も神奈川県横須賀市で作陶 

  • 松尾 亮佑

    1993年奈良県生まれ。京都市山科区に工房を構える。大学、大学院では臨床心理学を学び、「自分らしさとは何か」をテーマに研究していました。大学院在学中から心理系の非常勤公務員として働く一方、休日には各地の陶器市へ足を運び、器を集めることが何よりの楽しみでした。陶芸を始めたのは院生時代です。イベントで出会った陶芸作家に「仕事を手伝う代わりに陶芸を教えてほしい」とお願いしたことをきっかけに、この世界へ入りました。その後、京都・東山禎山陶苑、京都府立陶工高等技術専門校で学び、窯元勤務を経て独立しました。現在は、クリーム調のやわらかな釉薬を基調に、縁へ黒茶や青色の装飾を施した、やさしさと渋さが調和した器を制作しています。作品は、自分を表現しようとして生まれたものではなく、人との関わりのなかで少しずつ形づくられてきた「私らしさ」が自然と映し出されたものなのかもしれません。暮らしの中で自然と手に取りたくなり、使うほどに生活へ溶け込んでいく。そんな「ちょうどよさ」を形にした器を届けたいと思い、日々制作を続けています。<陶歴>1993年 奈良県生まれ2017年 陶芸作家に師事し、陶芸を始める2018年 東山 禎山陶苑 陶芸教室にて学ぶ2019年 東山 禎山陶苑共同アトリエにて制作開始2022年 京都府立陶工高等技術専門校 入校2023年 京都府立陶工高等技術専門校 修了     三幸製陶 瑞光窯 勤務2024年 独立     Four Seasons Hotel Osaka「鮨 ラビス... 

  • 松浦 孝治

    育てるように使う器。山口県萩市、大井地区。日本海のすぐそばの小さな町に工房を構えています。萩焼の伝統を踏まえた上で現代の感覚を軽やかに取り入れ、新しい器を生み出します。その色合いも、かたちも、模様も。その手触りも、ぬくもりも、使いごこちも。松光山の器は盛られる料理のためにあります。季節の食材を盛ったり、庭のお花を飾ったり、萩焼を使うことによって少しでも幸せを感じて頂けたらと思っています。萩の器をぜひ毎日の食卓でご愛用ください。 

  • 林 亜美

    林あみの工房は、手の温もりが感じられる器を通じて、心がほっこりとする空気感をお届けする工房です。気分が沈みがちな昨今、どうしても肩に力が入ってしまうこともしばしば。身体と心をゆるめる器を目指して制作しています。人の手で作った温かさ、ゆるさを残しつつ、普段使いの器としてのバランスが取れている器を。気に入っていただけるものがありましたら幸いです。自作の釉薬をかけていますので、制作時期によって発色の誤差が生じることがあります。 

  • 柴岡 力

    備前焼窯元・柴岡陶泉堂に生まれる。1995年より花器、酒器、食器等を中心に作陶を始める。2005年頃より、生物・植物・静物を粘土で表現する「備前細工物」を手掛ける。現在は父・3代目柴岡香山、弟・柴岡久と共に窯の火を守っている。 

  • 梅澤 真那

    1997年、東京都生まれ。 美容師として働いたのち、土との出会いをきっかけに岐阜県多治見市へ移住。 2023年、多治見市陶磁器意匠研究所を修了。現在は陶芸家として、器からオブジェまで幅広く制作しています。海の生き物や自然の造形、細胞の集合体のような姿から着想を得ながら、突起や穴、うねりなどを用いて、どこか生き物のような気配をもつ作品を制作しています。美しさと不気味さ、強さと脆さなど、相反するものがひとつの中に共存している状態に惹かれています。手で触れたくなるような質感や、一つひとつ異なる形を大切にしながら、器でありながら生き物のようでもあり、見る人の感覚や想像力を刺激する作品を目指しています。 

  • 森岡 英世

    使い終えたガラス瓶をもう一度、美しく。翁再生硝子工房は、使い終えたガラス瓶を溶かし、命を吹き込むように新たな器を生み出す、大阪のガラス工房です。吹きガラスならではの柔らかなフォルム、再生ガラスの独特の揺らぎや気泡、そして手にしたときの優しい重み。そこには、モノを大切に使い続けるという静かな美意識と、環境への配慮が込められています。日常に寄り添いながらも、少しだけ心を浮き立たせてくれる、そんなガラス作品を作り続けています。 

  • 樋口 真紀

    私の作品は、すべて一点物です。私の工房が、産地の窯元でもなければスタッフが揃うスタジオでもないことから、“ただ単に同じ形の作品が大量に生産できないだけでは?”と思われる方もいらっしゃるかもしれません。これまで陶芸一色だった私の人生で、強い想いが湧き出たのは思いのほか最近のことです。「普段使いでありつつ、どこかに力強さやはなやかさが見える作品づくりをしたい」師事する本橋勤が亡くなった2年後に独立。人間国宝である田村耕一が唯一とった弟子である本橋の言葉を折に触れて反芻していると、思いがけず自分の作陶スタイルがあることに気付きました。それは、練り出す生地の雰囲気によって筆の入れ方を変える工夫をして描いていること。そして、型にはまらないようデザインを統一していないこと。轆轤・絵付・施釉・焼成、全ての工程を1人で行う私の作品が、世の中に二つとして同じものが無いというのは、必然なのかもしれません。あなたの食卓やお料理になじむと嬉しいです。樋口真紀 

  • 武用 昌子

    松園窯は、四季折々の花々に包まれた空間で、自然の美しさを感じる備前焼を作り出す工房です。私は武用昌子、松園窯で備前焼を制作しています。1971年に創業したこの工房では、伝統的な技法を用いながら、日常使いの器や花器、酒器など多様な作品をリーズナブルな価格で提供しています。私の作品は、自然の焼き色を生かし、暮らしの中での美しさを大切にしています。私の主な作風は、自然の焼き色を活かした備前焼です。形はシンプルでありながら、手触りにこだわり、日常使いに適したデザインを心がけています。土を練り、形を立て、乾燥を待ち、登り窯で焼成します。特に、登り窯の温度管理には細心の注意を払い、自然な焼き色を引き出すために何度も試行錯誤を重ねています。焼成後の仕上げにもこだわり、手作業で丁寧に仕上げることで、唯一無二の作品を生み出しています。松園窯では、備前焼の伝統を守りつつ、現代の生活に合った器作りを目指しています。私の作品には、自然の色合いや質感を大切にし、日常の中で使う喜びを感じてもらえるように心を込めています。岡山県備前市は、備前焼の産地として知られています。この地域では、古くから備前焼の伝統が受け継がれ、土の質や焼成技術が発展してきました。地元の自然環境が、備前焼の独特な風合いを生み出す要因となっており、今でも多くの人々に愛されています。 

  • 波佐見

    波佐見は、庶民の食卓に磁器を届けてきた産地です。軽くて丈夫で、値段も手に届く。その考え方が四百年続いています。ここに並ぶのは、波佐見と糸島の二拠点で制作する作り手の器です。真っ白な面を絵のためのキャンバスとして使い、花を描いています。四角いプレート、パン皿、ケーキ皿。余白の取り方が絵の一部になっているので、料理をのせても絵が邪魔になりません。パンやケーキをのせたときに、いちばん良く見えるように描かれています。波佐見の名前を広めたのは「くらわんか碗」です。船から売られた丈夫で安い碗で、当時の贅沢品だった磁器を日常の器に変えました。いま作られている器も同じ性格で、軽く、欠けにくく、食洗機にも入れられます。釉の下に藍で描く技法が染付です。産地の歴史は波佐見焼とはにまとめました。 

  • 流し掛け(ながしがけ)

    釉薬を上から流しかけて、あとは流れるにまかせます。どこで止まるかは、釉の濃さと素地の乾き具合、それに窯の温度で決まります。 焦げ茶の鬼板釉の上にベージュのうのふ釉を重ね、境目が厚い舌のように垂れたもの。黒い胴を白い釉が縁から流れ落ちて、途中で止まったもの。同じ手順で掛けても、二つとして同じ線になりません。 窯のなかで灰が降って溶けた自然釉とは、できかたが違います。あちらは窯がつくり、こちらは人が掛けます。ただし掛けたあとは人の手を離れるので、作り手が決められるのは、どの釉をどこからどれくらい掛けるかまでです。狙いどおりに出た器と、思いがけない景色が出た器が、同じ棚に並びます。 

  • 海月

    日本を代表する陶産地のひとつ、愛知県瀬戸市。その山の麓にある工房で、「自然の一瞬を切りとる」をテーマに器を制作しています。なかでも、ひとつとして同じではない「波」に惹かれ、その一瞬の表情を器の中に映し込んでいます。波模様は、幾度もの試行錯誤から生まれた独自の手法によって、土そのものから波の原型をつくり出し、その凹凸を器の表面に写し取ることで表現しています。そこに異なる色の土を埋め込む象嵌や、凹凸による釉薬の濃淡を生かすことで、絵付けとは異なる奥行きと、光を受けて表情を変える立体的な波を生み出しています。さらに、釉薬を吹き重ねることで生まれる青のグラデーションに、夜明けの光や移ろいゆく自然の色を重ねています。自然がつくる波の形は、ひとつとして同じものがありません。手仕事から生まれる器もまた、波の表情や釉薬の濃淡が一つひとつ異なります。それぞれの器に生まれた、ひとつだけの景色を、日々の暮らしの中で楽しんでいただけたら嬉しく思います。 

  • 清水 弥生

    武蔵野美術短期大学を卒業後、備前焼に魅了され、日々の暮らしに彩りを添える作品を手捻りで制作しています。使う人の手に馴染むような温かみを大切にし、シンプルでありながらも存在感のあるカタチを追求しています。