素焼き
素焼き(すやき)とは、成形した器を釉薬をかける前に、低温(約800℃)で焼き固める最初の焼成のことです。焼くと多孔質の丈夫な「素地」となり、割れにくく扱いやすくなります。また釉薬や絵具ののりが良くなるため、絵付け・施釉の前に欠かせない工程です。この後、施釉して高温で焼く「本焼き(ほんやき)」へと進みます。

素焼きに関するよくある質問
Q1. 素焼きと本焼きの違いは何ですか?
素焼きは釉薬(うわぐすり)を掛けるための下準備、本焼きは作品を完成させる仕上げです。素焼き(約700〜800℃)は、乾燥した粘土の水分やガスを抜き、手で触れても崩れない強度を持たせます。多孔質になり釉薬を吸着しやすくするのが目的です。
本焼き(約1200〜1300℃)は、土を固く焼き締め、表面の釉薬を溶かしてガラス質で覆います。これにより強度と防水性が生まれ、実用的な器として使える状態に仕上げます。
Q2. 素焼きのまま使える器はありますか?
植木鉢や蚊遣りなど、一部は素焼きのまま使います。ただし食器は通常、本焼きまで行い、実用に耐える強度と防水性を持たせます。