萩・田町 萩焼まつり2026|商店街で、貫入の器を見て選ぶ

萩・明倫学舎の本館棟を正面から。赤瓦の屋根と白壁が続く木造2階建ての旧校舎で、中央に車寄せがあり、前庭に松が植わる

萩・田町 萩焼まつりは、2026年10月10日(土)から12日(月・祝)まで、山口県萩市で開かれます。時間は10:00〜17:00。

会場は2か所あります。田町商店街アーケードと、萩・明倫学舎。どちらでも萩焼の大即売会が開かれます。

この記事の内容は萩商工会議所と萩市観光協会の発表によるものです。2026年時点で公式が出している情報をもとにしています。出発前に必ず公式サイトでご確認ください。

2026年の萩・田町 萩焼まつり日程

項目 内容
会期 2026年10月10日(土)〜12日(月・祝)/3日間
時間 10:00〜17:00
会場 田町商店街アーケード、萩・明倫学舎
主催 萩商工会議所、萩市田町商店街振興組合連合会

10月12日はスポーツの日です。3連休がまるごと会期なので、日を選べます。

春の萩焼まつりと、どう違うか

萩には萩焼の市が年に2回あります。ゴールデンウィークの「萩焼まつり」と、秋の「萩・田町 萩焼まつり」。

春は街じゅう全体が会場になります。市内に点在する窯元と販売店をそれぞれ訪ねて回り、そのうえで市内中心部の萩市民館と萩・明倫学舎に特設会場が設けられます。2026年で第33回のイベントになります。

項目 春・萩焼まつり 秋・萩・田町 萩焼まつり
時期 ゴールデンウィーク 10月の3連休
会場 街じゅう+特設2会場(萩市民館・萩・明倫学舎) 田町商店街アーケード、萩・明倫学舎
歩き方 市内に散った窯元を巡る 2会場に集まっている
所要 丸一日以上。車があると楽 半日で回りきれます
向いている人 窯元をできるだけ多く見たい 短い時間で選びたい

春の街じゅう会場は窯元の数では圧倒的ですが、移動に時間がかかります。秋は2会場に集約されているぶん、萩に着いたその日のうちに見終えられます。

2つの会場を歩く

田町商店街はアーケードです。屋根の下を歩けるので、雨でも困りません。10月の山陰は天気が変わりやすいので、これは実務的に大きな利点です。商店街の店もそのまま開いているため、器以外の買い物や食事にも困りません。

もう一方の萩・明倫学舎は、藩校明倫館の跡地に建つ旧明倫小学校の木造校舎です。鴟尾(しび)を頂く本館棟は国の登録有形文化財で、いまは観光インフォメーションセンターや世界遺産ビジターセンターが入っています。

藩校の跡地で萩焼を選ぶことができる、特別な体験ができます。これは、萩焼はもともと藩の御用窯として始まった焼きものなので、場所と器の来歴が重なります。

アクセス

手段 ルート
電車 JR山陰本線 東萩駅。会場までは徒歩またはバス
飛行機 萩・石見空港または山口宇部空港から車
車 中国自動車道 美祢東JCTから小郡萩道路経由

萩は交通の便がいい町ではありません。山陰本線は本数が限られ、高速道路も途中までです。行くと決めたら、それ自体が旅程になる場所です。

逆に言えば、行った以上は1泊して城下町や紅葉、海を楽しむのも良いでしょう。

駐車場と交通規制

田町商店街は萩市街地の商店街です。周辺に大きな駐車場が集中している場所ではないので、市街地の駐車場を使うことになります。萩・明倫学舎には駐車場があります。2会場を車で行き来するなら、明倫学舎に置いて商店街まで歩くほうが現実的です。

駐車場の場所は年ごとに変わります。直前に萩商工会議所の案内を確認してください。

萩焼という器について

萩焼は、器を選ぶ基準がほかの産地とはっきり違います。「完成度」ではなく「これからどう変わるか」で選ぶ器だからです。

萩焼の土は粗く、焼き上がりの生地に細かい隙間が残ります。そこに釉薬をかけると、冷えるときに釉と土の収縮率の差で細かいひびが入ります。これが貫入です。

使っていくと、この貫入から茶やお酒がしみ込んで、色が少しずつ変わっていきます。これが「萩の七化け」と呼ばれる現象です。買ったときがいちばんきれいなのではなく、使うほど景色が育ちます。

だから萩焼を選ぶときは、貫入の入り方を見てください。細かく密に入っているものと、大きくまばらに入っているもので、この先の変わり方が違います。

もうひとつ、萩焼には高台に切り込みが入っているものがあります。「切高台」と呼ばれる形で、諸説ありますが、藩に納める器と自分たちで使う器を区別したという話が知られています。高台は器の裏側ですが、萩ではここが見どころのひとつです。

産地の成り立ちは萩焼に、備前との比較は備前と萩にまとめています。

回り方

  • ① どちらかの会場でコンシェルジュに聞く どの店にどんな萩焼があるかを教えてもらえます。2会場あるぶん、最初にここで方針を決めると早いです
  • ② 商店街を端から端まで一度歩く アーケードなので迷いません。全体の量と価格帯をつかみます
  • ③ 貫入を光にかざして見る 萩焼はここで選びます。屋根の下なので、光の条件が安定しているのは商店街の利点です
  • ④ 手に持って重さを確かめる 萩の土は軽く仕上がります。持ったときの軽さを感じて選べるのが、陶器まつりの醍醐味です。
  • ⑤ 明倫学舎と城下町へ足を伸ばす 校舎そのものが見どころです。また、近くの城下町や萩の昔ながらの街並みをぜひ楽しんでお帰りください。

萩焼を買ったら、使いはじめに目止めをしてください。貫入から水分がしみ込む器なので、最初に米のとぎ汁で煮ておくと、においや染みが付きにくくなります。買った店で聞けば教えてもらえます。

持ち物

  • 現金 窯元のブースは現金のみのことがあります
  • 新聞紙かタオル 包装が簡易なことがあります
  • 歩きやすい靴 2会場と城下町を続けて歩くことになります
  • 羽織るもの 10月中旬の山陰。海が近く、風が冷たい日があります
  • 折りたたみ傘 商店街はアーケードですが、明倫学舎への移動中に降ることがありますので、準備しておけると良いです。

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会期は年に3日だけです。その日に行けなくても、全国の作家がひとつずつ手でつくった器を、産地から直接お届けしています。作り手の名前がついているので、どんな人が作ったのかまで辿れます。

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FAQ

萩・田町 萩焼まつりはいつ開かれますか。
2026年は10月10日(土)から12日(月・祝)までの3日間、10:00〜17:00に山口県萩市で開かれます。会場は田町商店街アーケードと萩・明倫学舎の2か所です。
萩焼を選ぶときはどこを見ればよいですか。
貫入の入り方です。萩焼は使ううちに貫入から茶や酒がしみ込んで色が変わる「七化け」の器で、細かく密に入ったものと大きくまばらなものでは、この先の変わり方が違います。
萩焼まつりは春と秋でどう違いますか。
春の萩焼まつりはゴールデンウィークに開かれ、街じゅう全体が会場になります。市内に点在する窯元を巡り、萩市民館と萩・明倫学舎に特設会場が設けられます。秋の萩・田町 萩焼まつりは田町商店街アーケードと萩・明倫学舎の2会場に絞られるので、半日で回りきれます。

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