結婚祝いに贈る和食器|ペアで選ぶか、一点で選ぶか

ペアで選んだ結婚祝いの器。桃色と水色のめしわん、粉引のカップ二客、花形の箸置きと祝い箸

結婚祝いの器は、贈った日ではなくその後の長年にわたり記憶に残ります。

マグなら一人あたり年に四百回ほど手に取られます。二人で使えばその倍。十年使えば、家電よりも長く二人の毎日に居続けることになります。だから結婚祝いに器を選ぶときは、式の日の見栄えではなく、その後長らく、食卓を彩り、思い出となるか。で選ぶのが良いでしょう。

この記事では、ペアと一点もののどちらを選ぶか、予算の目安、器種ごとの向き不向き、そして贈るタイミングまでを整理します。

Nokazeのギフト向けの器はFor Giftにまとめています。包装や配送についてはギフトのページをご覧ください。

ペアで贈るか、一点で贈るか

結婚祝いというと二客揃いのペアが浮かびますが、選択肢は二つあります。

選び方 向いている場面 気をつけたいこと
ペア(二客) お祝いの意図がすぐ伝わる。新生活で二人分そのまま使える 手の大きさや好みが二人で違うことがある
一点もの 二人で共有する器(大皿・花器・土鍋)。作り手の名前が話のきっかけになる 用途を選ぶので、相手の暮らし方を少し知っておきたい

手仕事の器は一点ずつ表情が違うので、ペアといっても厳密な二つ揃いにはなりません。大きさと形を合わせて、色や景色は少しずつ違う。この「揃っているけれど同じではない」という状態は、贈り物としてむしろよく効きます。

二人で一つを共有する器なら、大皿、鉢、花器、土鍋あたりが定番です。共有するものは、使うたびに二人が同時に関わります。

予算の目安

結婚祝いの相場は関係性で変わります。器で選ぶ場合のおおまかな目安です。

価格帯 選べるもの 関係性の目安
〜5,000円 箸置きのセット、小皿、片口ひとつ 職場の同僚、複数人で贈る場合の一人分
5,000〜15,000円 ペアのマグ、ペアの酒器、銘々皿の組み合わせ 友人。いちばん動く価格帯
10,000〜30,000円 大皿、花器、土鍋、器種をまたいだ組み合わせ 親しい友人、親族

迷ったときは、点数を増やすより一点の質を上げるほうが記憶に残ります。小皿を六枚贈るより、二人で使う大皿を一枚のほうが「あのとき貰ったもの」として長く覚えられます。

器種別|何を贈ると出番が多いか

出番の多さで並べると、順番はだいたい決まっています。

  • マグ・カップ 朝に温かいものを飲む人が多いので、いちばん使われます。手の大きさが分からないときは250〜300mlが無難です。マグカップ
  • 酒器 二人で晩酌をする家なら、ぐい呑みと片口の組み合わせがよく効きます。お猪口・徳利・ぐい呑み
  • 銘々皿・取り皿 5〜6寸の皿は、和洋どちらでも毎日の食卓を彩ります。皿・プレート
  • 土鍋 冬に二人で囲むもの。実用品でありながら、贈り物として印象に残ります。土鍋
  • 花器 食器の好みが分からないときの答えになります。一輪挿しなら置き場所も選びません。一輪挿し・花瓶

サイズの見当をつけたい方は寸とcmの換算表を、器種そのものの選び方は和食器の基本をどうぞ。

器が結婚祝いに向いている理由

日本では、器は昔から福を受けるものとして贈られてきました。口の開いた器は運を受け入れる形とされ、めでたい席で使われる大皿や盃はその代表です。

絵付けの文様にも意味があります。鶴と亀は長寿、松竹梅は季節を越える強さ、唐草は途切れず続いていくこと。結婚祝いなら唐草や松が、そのまま挨拶になります。文様の読み方は和食器の絵付けの意味にまとめました。

手仕事の器には作り手の名前があります。「どこで買ったの」と訊かれたときに、産地と作り手の話がそのまま出てくる。贈り物が会話を運ぶのは、名前のあるものだけです。

いつ贈るか

本来は挙式の一週間前までに届けるのが丁寧とされてきました。いまは式の後や、新居が落ち着いてからでも問題ありません。

むしろ新生活が始まって一か月ほど経った頃は、贈り物が集中する時期を外せるうえ、二人が実際に何を使っているかも見えています。器を贈るなら、この時期はよいタイミングです。

海外にお住まいの方へ贈る場合は、配送日数と包装をあらかじめ確認しておくと安心です。詳しくはギフトのページをご覧ください。

贈る前に決めておく三つ

選び始める前にこの三つを決めておくと、迷う時間が短くなります。

  • ① 二人で共有するか、一人ずつ使うか 共有なら大皿・花器・土鍋、一人ずつならマグや飯碗のペア
  • ② 毎日使ってほしいか、特別な日に使ってほしいか 毎日なら磁器、特別な日なら作家の一点ものが向きます
  • ③ 手入れにどれくらい手をかける人か 磁器は洗ってしまうだけ、粉引や焼締は少し気をつかいます

③が分からないときは磁器を選んでください。水を吸わないので目止めも要らず、食洗機にも入れられます。素材の違いは陶器と磁器の違いにまとめています。

紙で包んで紐をかけたギフトの器と、粉引のカップ二客、Nokazeの紙袋

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FAQ

結婚祝いにはどんな和食器が向いていますか
ペアの飯碗や湯呑みが最も伝統的です。日本では家族がそれぞれ自分専用の飯碗を持つ習慣があり、「共に食卓を囲む」という意味を持ちます。同じ産地・同じ作家のシリーズから大小を選ぶと、対になっている一体感が生まれます。
結婚祝いに和食器を贈るのは失礼になりませんか
器は日本では古くから「福を受けるもの」として贈られてきました。口の開いた形が運を受け入れるとされ、めでたい席では大皿や盃が使われます。割れ物を避ける習慣もありますが、現在の結婚祝いでは器は定番の贈り物のひとつです。気になる場合は、唐草や松のように「続いていく」意味を持つ文様を選ぶと、それがそのまま挨拶になります。
結婚祝いはペアと一点もの、どちらを選べばよいですか
二人が別々に使うものならペア、二人で共有するものなら一点ものが向きます。マグや飯碗はペアで、大皿・花器・土鍋は一点で。手仕事の器はペアといっても厳密に同じにはならず、大きさと形は揃いながら色や景色が少しずつ違います。この「揃っているけれど同じではない」状態が、贈り物としてよく効きます。
結婚祝いの器は、いつ贈るのがよいですか
本来は挙式の一週間前までとされてきましたが、現在は式の後や、新居が落ち着いてからでも問題ありません。むしろ新生活が始まって一か月ほど経った頃は、贈り物が集中する時期を外せるうえ、二人が実際に何を使っているかも見えています。海外へ送る場合は、配送日数と包装を先に確認しておくと安心です。

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