秋の有田陶磁器まつり2026|春の100万人を避けて、ゆったり回れる秋

秋の有田陶磁器まつりは、2026年11月19日(木)から23日(月・祝)まで、佐賀県有田町で開かれます。今年で第22回です。

有田には陶器市が年に2回あります。ゴールデンウィークの有田陶器市と、11月のこの催し。同じ町で開かれますが、性格はまったく違います。

春の有田陶器市は約100万人が訪れる日本最大の陶器市です。有田駅から上有田駅まで約4kmの通りが人で埋まります。秋は、その混雑がありません。

この記事の日程は有田観光協会の発表によるものです。2026年時点で出ている情報をもとにしています。出発前に必ず公式サイトでご確認ください。

2026年の日程

項目 内容
会期 2026年11月19日(木)〜23日(月・祝)/5日間
回 第22回
会場 有田町内

5日間あります。木曜から始まって、勤労感謝の日を含む13連休で終わる構成です。平日を選べるのが大きな利点で、木曜と金曜はかなり落ち着いています。

春との違いを、先に押さえる

項目 春・有田陶器市 秋・有田陶磁器まつり
時期 毎年4月29日〜5月5日 11月中旬〜下旬
来場 約100万人 それよりはるかに少ない
会場 有田駅〜上有田駅の約4km 町内の店舗・窯元が中心
性格 掘り出し物を探す。まとめ買い じっくり見る。器と食を楽しむ
向いている人 数を買いたい いいものを1点選びたい

春は「探す」祭り、秋は「選ぶ」祭りです。春の4kmを歩きとおすには体力が要りますが、秋は目当ての窯元と店を回る形になります。

紅葉の時期でもあります。有田は山あいの町で、11月下旬は色づきの季節です。器を見る以外の時間が楽しめるのは、春にはない秋の良さです。

アクセス

手段 ルート
電車 JR佐世保線 有田駅/上有田駅
福岡から 博多駅から特急みどり・ハウステンボスで約1時間20分
車 西九州自動車道 波佐見有田IC

有田駅と上有田駅の2駅が使えます。町の東西に分かれているので、目当ての場所によって降りる駅を変えられます。

秋は春ほど混まないので、車でも駐車の心配は小さくなります。ただし運用は年ごとに変わるので、直前に公式サイトで確認してください。ここでは断定しません。

有田焼をどう選ぶか

有田焼は日本で最初の磁器の産地です。1616年ごろ、朝鮮から渡った陶工が泉山で陶石を見つけたことに始まります。土ではなく石から作るので、薄く、硬く、白い。

そして有田の見どころは絵付けにあります。様式が複数あり、それぞれ名前が付いています。

様式 見分け方
染付 藍一色。呉須で釉の下に描く
柿右衛門 乳白色の余白を大きく残し、右上がりの構図で描く
金襴手 赤絵に金を重ねる。華やかで密度が高い
染錦 釉の下の藍に、釉の上から色を重ねる

会場でこの名前を口にすると、話が早く進みます。「柿右衛門のような余白のあるものはありますか」と聞けば、店の人が該当する棚に案内してくれます。

釉の下に描くか上に描くかで下絵付けと上絵付けに分かれます。手で触って絵の凹凸を感じるなら上絵付けです。これは会場で確かめられます。

Nokazeでは、有田町の惣次郎窯で手描きの染付を続ける大串真司さんの器を扱っています。藍一色で描き詰めた桜文様や、蔓草に赤い実を散らしたノズベリー。まつりに行く前に、有田の染付がどういうものかを見ておけます。

産地の全体像は有田焼に、隣の波佐見との違いは波佐見焼にまとめています。

回り方

  • ① 平日(19日・20日)を選ぶ 5日間あります。この選択肢が秋の最大の利点です
  • ② 内山地区の町並みを歩く 重要伝統的建造物群保存地区です。器を買う前に、町の成り立ちを見ておくと選び方が変わります
  • ③ 様式の名前で探す 「染付」「柿右衛門」「金襴手」。名前を知っているだけで、探せる範囲が変わります
  • ④ 九州陶磁文化館に寄る 古有田を見てから現代の器を見ると、何が受け継がれているかが分かります

持ち物

  • 現金 窯元や小さな店は現金のみのことがあります
  • 新聞紙かタオル 磁器は薄く、縁が欠けやすい部分です
  • 歩きやすい靴 町並みを歩きます。有田駅から上有田駅までは4kmあります
  • 羽織るもの 11月下旬の山あい。朝晩ははっきり冷えます
  • 大きめの手提げ 磁器は重ねられるので、思ったより数を持ち帰れます

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有田の絵付け

陶器市に行く前に

会期に行けない日も

会期は年に5日だけです。その日に行けなくても、有田町の惣次郎窯の手描きの染付をはじめ、全国の作家がひとつずつ手でつくった器を、産地から直接お届けしています。

有田の染付の器を見る

FAQ

秋の有田陶磁器まつりはいつ開かれますか。
2026年は11月19日(木)から23日(月・祝)までの5日間、佐賀県有田町で開かれます。今年で第22回です。
春の有田陶器市と秋のまつりはどう違いますか。
春は約100万人が訪れる日本最大の陶器市で、有田駅から上有田駅までの約4kmが人で埋まります。秋は町内の店舗と窯元が中心で混雑が少なく、平日を選べるのが利点です。
有田焼を選ぶときのこつはありますか。
様式の名前を覚えておくことです。染付、柿右衛門、金襴手、染錦。会場で名前を口にすると、店の人が該当する棚に案内してくれます。なお「古九谷様式」は有田の様式名ではなく、加賀で焼かれた初期の九谷焼を指す呼び名です。

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